11月から2月頃までに旬を迎え、
おせち料理にも欠かせないレンコン。
穴が開いていて
不思議な形をしているレンコンですが、
そんな見た目から想像できないほど
栄養が詰まっている野菜でもあります。
さらに、
花粉症などのアレルギー症状に対して
効果的であるとも、
テレビ番組などでも紹介されており、
多くの方に注目もされています。
そんな栄養もあり、
健康にも良いれんこんは、
シャキシャキした食感と
淡白な味のため
食べやすい食材でもありますが、
実は食べ過ぎると、
体調を崩すこともあるのです。
今回はそんなレンコンの栄養や効果などの魅力と、
食べ過ぎた場合に起こる体調の変化について、
ご紹介をしていきたいと思います。
レンコンにはどんな栄養がある?どんな効果や効能があるの?
レンコンは、
ハスの地下茎が肥大したもので、
輪切りにすると、
穴が複数空いている形をした野菜です。
おせち料理などの和食以外にも、
薄切りにして油で揚げた、
レンコンチップスなども人気の料理です。
そんなレンコンには、
私たちの健康には欠かせない、
様々な栄養が詰まっています。
ここでは、そんな
れんこんに含まれる栄養のうち、
ビタミンC、カリウム、食物繊維、
ムチン、タンニンの魅力と効果について、
ご紹介をしていきたいと思います。
ビタミンC
まず、ビタミンCは多くの果物や、
食材に含まれている栄養であり、
髪の毛や皮膚をつくるコラーゲンの生成に、
欠かせない栄養素でもあります。
さらに、肌を奇麗に保ったり、
免疫力を向上させる作用もあるため
美容にも健康にも嬉しい効果があります。
このビタミンCは
水溶性のため水に溶けやすく、
熱や光にも弱いという
特徴があるのですが、
れんこんの場合は、でんぷん質が
ビタミンCを守っています。
そのため、他の食材とは違って、
加熱しても、ビタミンCが壊れにくいため、
火を通してもその効果が見込めるのです。
カリウム
次に、カリウムは、
細胞の浸透圧を維持したり
神経刺激の伝達や、
心臓機能、筋肉機能の調整といった、
私たちの生命活動には、
欠かせない栄養です。
さらに、体内の水分を調整したり、
血圧を下げるなどの効果があります。
カリウムが不足すると、
脱力感や食欲不振になる
とも言われているほど、
重要な栄養なのです。
食物繊維
3つ目の食物繊維は、
消化吸収されない糖の一種でもあり、
整腸作用があると言われています。
さらに、レンコンに含まれる食物繊維は、
不溶性食物繊維に分類され、
腸のぜん動運動を、
活発にさせる働きがあるため、
便秘の改善も見込めます。
ムチン
4つ目のムチンは、
レンコンの粘りのもとに
なっているもので、
納豆やオクラにも
含まれる栄養分です。
ムチンは、
粘膜を保護する働きがあり、
胃腸改善や消化促進、
滋養強壮などの効果があります。
タンニン
そして最後のタンニンは、
赤ワインなどに含まれる
ポリフェノールの一種です。
タンニンには、
強い抗酸化作用があり、
高血圧や心臓病、動脈硬化や、
認知症に効果的と言われています。
さらに、最近では、このタンニンが、
アレルギー物質である
アレルゲンに反応する
IgE抗体を抑制する働きもあるため、
花粉症にも効果があるとも、
言われているのです。
このように、
見た目からは想像できないほど、
レンコンには様々な栄養が含まれており、
その栄養が私たちの
健康維持のために役に立つのです。
レンコンを食べ過ぎるとどうなる?健康に悪い?下痢になる?れんこんの食べ過ぎの量の目安は?
先ほどはレンコンに含まれる栄養と、
その効果について、
ご紹介をさせて頂きました。
予想以上に多くの栄養があり、
さらには花粉症の改善にも役に立つ
とも言われているレンコンですが、
実は食べ過ぎると、
体調を崩す可能性もあるのです。
ここでは、レンコンを食べ過ぎると
どうなるのかについてと、
食べ過ぎの量の目安について
ご紹介をしていきます。
レンコンを食べ過ぎると起こる可能性があるもの
レンコンを食べ過ぎることによって、
起こる可能性がある症状としては、
肥満と尿結石と胃痛や下痢です。
レンコンは意外と高カロリー
まず、レンコンには、
炭水化物が多く含まれており、
100gあたり66kcalと、
意外と高めのカロリーの食材でもあります。
さらに、
糖質も多く含まれているため、
食べ過ぎると肥満の原因にも、
なってしまうのです。
レンコンを食べ過ぎるとシュウ酸を過剰摂取となる
さらに、レンコンにはアクがあり、
その成分は、シュウ酸というものなのですが、
レンコンを食べ過ぎることによって、
このシュウ酸を過剰摂取して
しまうことになります。
シュウ酸は尿結石の原因にもなるため、
食べ過ぎには注意が必要なのです。
食物繊維の過剰摂取は胃痛や下痢に繋がる
そして、先ほどレンコンには、
不溶性食物繊維が豊富なため、
便秘の解消に効果があると、
ご紹介をさせて頂きましたが、
この食物繊維を過剰摂取してしまうと、
胃や腸が過剰な刺激を受け、
結果として胃痛や下痢といった、
症状を生み出します。
このように栄養が、
豊富ではありますが、
れんこんを大量に食べてしまうと、
健康に害を与えてしまう
事もある食材なのです。
レンコンを食べる量の目安は?どのくらい食べると食べ過ぎになる?
そんな、
れんこんを食べ過ぎないためには、
1日の摂取量が気になりますよね。
レンコンの1日の摂取量は、
100gが目安と言われています。
それを超える量を食べると、
レンコンの食べ過ぎとなり、
健康に悪影響が出てしまう可能性があるため、
買いすぎてしまったレンコンは、
無理に食べようとはせずに保管をして、
別の日に食べる事オススメします。
まとめ~食べ過ぎに注意して適量のレンコンで健康維持に役立てましょう!~
今回はレンコンに含まれる栄養と、
食べ過ぎてしまった場合に、
どうなるのかという事について、
ご紹介をさせて頂きました。
レンコンはシャキシャキした
食感が魅力的であり、
非常に食べやすい野菜です。
さらに、最近では食べてもマスクに塗っても
花粉症に効果があると言われているため、
花粉症に苦しむ方にとっては
非常に魅力的な野菜です。
しかし、食べ過ぎは体に毒という事で、
どんなに栄養がたくさんあって身体によくても
食べ過ぎると逆効果になりかねません。
特に花粉症の症状を緩和させたいと思う方ほど、
食べ過ぎてしまう傾向にあるようです。
1日100gを目安にして、
適量で定期的に食べ続けることが
健康への近道です。
今回ご紹介させて頂いたお話によって
レンコンの魅力や注意点が
1人でも多くの方に知って頂ければ幸いです。
あの食べ物は食べ過ぎるとどうなる?シリーズ