プロポーズをされた後に待ち受けている結婚式は一生に一度のものです。
素晴らしい式にするためにも、しっかりと準備をしたいところですが、式の準備に取り掛かる前に決めなければならないことがあります。
それは、結婚式のテーマ、コンセプトです。
ウエディングプランナーさんからの質問でも、「お二人は、どんなテーマの結婚式にしたいと思っていますか?」という質問をされる事があります。
しかし、結婚式のテーマと言われても、ただ漠然と楽しい式にしたいなどといった感じで、具体的には決まっていないということが多いでしょう。
ですが、結婚式にはテーマがとても大切になります。
なぜなら、どのようなテーマやコンセプトで、結婚式を企画するかによって、結婚式場の雰囲気や、花の装飾、新郎新婦の衣装などがガラッと変わってしまうからです。
そのため、結婚式のテーマが決まっていないと、式の準備に取り掛かれないと言っても過言ではありません。
そこで今回は、素敵な結婚式のテーマの決め方について解説していきます。
これを読んでいる皆さんが結婚式のテーマを決める際に、少しでも参考になれば幸いです。
結婚式のテーマ決めは2人で話し合うことが大切
結婚式の演出というのは、正直なところ自己満足な部分もあります。
そのため、新郎新婦どちら一方だけの意見によるテーマになると、どちらかが納得していないウエディングテーマで結婚式の準備が進んでしまう事になります。
結婚式は新郎よりも新婦の方がメインになる事が多いですが、もちろん新郎の意見も取り入れるべきです。
夫婦として、どんな結婚式にしたいのかをしっかりと話し合って、アイデアを出し合い、二人が納得したうえで、結婚式のテーマを決めましょう。
そうすることで、両方が納得できる結婚式になるはずです。
しかし、結婚式を挙げる上で、地域によっては、しきたりを重んじなければならないところもあるでしょう。
そのような場合は、ある程度テーマが絞られてきてしまいます。
二人の共通の趣味や好きなものを結婚式のテーマにする
結婚式のテーマを決める際に、2人の共通の趣味をテーマとするカップルも多いです。
(その他、二人が好きなもの、ファンタジーや絵本などの好きな世界観といったものをテーマにするのも良いですね。)
例えば、2人の共通の趣味がアニメだという場合、ウエディングケーキをアニメキャラクターデザインにしたり、結婚式のBGMをアニメソングにしたりと、結婚式というものはある程度自由が利きます。
しかし、あまりにも個性が強すぎる結婚式というのも問題です。
例えば、そのアニメキャラクターがマイナーなアニメのキャラクターだった場合、ゲストは何をテーマにしている結婚式なのか把握できない人が多くなるので、完全に自己満足の結婚式になってしまいます。
それはそれで、完全にナシではなく、アリと考える事も出来ないわけでもありません。
ただし、結婚式は新郎新婦だけのものではなく、招待客の方々あってのものです。
そして、ゲストの方々の中には、会社の上司や部下、今までお世話になった人がいるということは忘れないようにして式のテーマを決めるのが良いでしょう。
2人の好きな色を結婚式のテーマカラーにする
結婚式のテーマは、比較的自由に選択できるもので、色という面から考えていく事もできます。
例えば、2人の好きな色などをテーマにするというカップルもいます。
色をテーマとした場合、式場のテーブルウェアなどのカラーを統一したりして、会場のあらゆる装飾品を自分たちの好きなカラーにもできます。
例えば、情熱的な赤をテーマカラーとした場合、テーブル周りの装飾は赤、お花類も赤、ブーケも赤、カラードレスも赤と、カラーをテーマとすると、とても統一感のある雰囲気の結婚式になるでしょう。
中には、結婚式のテーマカラーをイエローにして、会場内のところどころにイエローの装飾を加えて、カラードレスもまぶしいほどのイエローにするという人もいます。
挙式の季節に合わせる
結婚式のテーマを季節に合わせるというのも良い方法でしょう。
(特に、式を挙げる季節が、二人の好きな季節なのであれば、季節を結婚式のテーマにするのは、とても良い選択だと思います。)
例えば、結婚式を挙げる季節が春だった場合、テーブルには桜の枝などを飾ってもオシャレかもしれません。
また、ケーキなどをピンク色に染め上げても良いでしょう。
その他、挙式が夏の場合には、ひまわりをテーマにして、会場の装飾などにひまわり柄やひまわりの黄色を取り入れるのも良いでしょう。
(招待状をヒマワリのイメージにして、黄色にしたり、ヒマワリのイラストを入れたりするのも面白いですね。)
冬をテーマにするのは一工夫が必要?
しかし、テーマとする季節が冬の場合、ちょっと難しい事になるのかもしれません。
なぜなら、冬というと、やはりホワイトがテーマカラーとなり、装飾などに使用する色になりますが、白はそもそも一般的な結婚式のテーマカラーです。
そのため、特別感を出すのが難しく、シンプルに白をテーマするだけでは、冬を式のテーマとしている事に気付かれず、テーマ無しの結婚式とあまり変わらないという事にもなりかねません。
ですから、冬を式のテーマにする場合、白をテーマカラーとする以外に、何か一工夫する必要があります。
その場合には、冬というテーマと、他のテーマの決め方を組み合わせるのも一つの方法でしょう。
例えば、夫婦二人が絵本が好きであれば、冬を舞台とした絵本をテーマにしても良いかもしれません。
また、二人がスキー、スノーボードなどのウインタースポーツが趣味の場合、雪やスキー、スノボなどをテーマに取り入れてみるのも面白いでしょう。
(特に、二人が出会った場所がスキー場なのであれば、最高の演出になるでしょう。)
二人が想像する個性的なイメージを結婚式のテーマにする
結婚式のテーマを2人が想像する個性的なイメージにするのも良いでしょう。
例えば、新郎の趣味が絵画で、新婦の趣味がピアノだったとしましょう。
ピアノと絵画では、一見、統一性に欠けているようにも感じますが、それはそれで良い演出になる可能性を秘めています。
例えば、絵画を式場の壁一面にレイアウトして、新婦がその絵画に合ったピアノ演奏をするなどの個性的な演出もできます。
このような個性的な演出は、他の結婚式ではあまり目にすることが出来ない演出なので、ゲストからとても喜ばれる可能性もあるでしょう。
また、自分たちの記憶にも残りやすいので、良い思い出にもなるでしょう。
まとめ~二人で話し合って後悔しない結婚式のテーマに決める~
このように、結婚式のテーマは新郎と新婦が自由に決めることができて、そのテーマに沿って、式場の装飾や新郎新婦の衣装、式の演出などが決まるので、とても大切です。
特に、テーマなどを決めずに、特徴の無いスタンダードな式でも良いと思います。
ですが、やはり一生に一度の結婚式です。
出来る事なら、誰ともかぶることがないような、自分たちだけの個性的な演出をして、特別な結婚式にしたいものです。
今回ご紹介したテーマの決め方は、ほんの一部の内容の紹介ですが、後悔しないような結婚式のテーマ作りの参考になれば幸いです。