様々な料理に使われ、
その独特のうまみと食感が
大人気のしいたけ。
そんな料理の味を奥深くして、
そして旨味を増すには欠かせない
存在のしいたけですが、
ついつい買い込みすぎて
そのまま冷蔵庫の中に入れたままにしている
という方も実は少なくないはずです。
そのうち食べるからいいや
と放置していると、
しいたけが腐ってしまうことも
起こり得ます。
しかし、卵や野菜は腐ったら
すぐにわかりますが、
しいたけは、
腐るとどうなるか分からない方も
多くいらっしゃるのではないかと思います。
もしも、しいたけが腐っていることに
気が付かずに食べてしまったら
お腹を壊したり、体調を崩す
大きな原因にもなってしまいますよね。
そこで、今回は料理でしいたけを
よく使う方に向けて、
しいたけが腐るとどうなるのか、
腐ったしいたけは見た目や臭い、味で分かるのか、
そして、しいたけの消費期限などについて
ご紹介をしていきたいと思います。
しいたけの消費期限はどのくらい?しいたけはどれくらいで腐るの?
まずは、しいたけは、
どれくらい保存ができるのか、
消費期限はどれくらいかという事について、
ご紹介をさせて頂きます。
お店で売られているしいたけには、
賞味期限などの記載がありません。
これはキノコ類や野菜には、
賞味期限の表示義務がないため、
しいたけにも、
賞味期限や消費期限などの記載はないのです。
そのため、多くの方はしいたけは、
長期間保存ができると
考えてしまう事もあります。
しかし、実際にはしいたけには、
保存可能な期間に限りがあり、
それ以上の期間を放置すると、
腐ってしまうため注意が必要なのです。
しいたけはその状態によって、
消費期限が変わってくるため、
それぞれの状態でご説明します。
生しいたけの消費期限
まずは生しいたけです。
生しいたけは、冷蔵庫や野菜室での
保存が適していますが、
その中で保存をした場合は、
およそ10日程度しか保存できません。
さらに、カットされた生しいたけはさらに短く、
1~2日しか保存をすることができないのです。
また、これらの日数はあくまで
冷蔵庫や野菜室で保管した場合の数値であるため、
常温では、さらにその期間が短くなります。
意外に日持ちしない食材であるため、
保存には注意が必要です。
乾燥しいたけの消費期限
次に、乾燥しいたけの場合もご紹介をします。
乾燥したしいたけは、
生のものよりも長く保存できるうえに、
常温でも保存ができます。
丸ごと乾燥させたしいたけは、
約1年間は保存ができます。
ただし、丸ごとではなく
カットされている乾燥しいたけは、
保存期間が半年とされてます。
丸ごとのものとカットされたものでは
保存期間が大きく違うため、
事前に確認をしておくことをオススメします。
ちなみに、煮物などの具材として、
火を通したしいたけは、
冷蔵庫の中で約3日保存ができます。
しかし、あくまで目安なので、
なるべく早めに食べる方がいいかもしれませんね。
しいたけは腐るとどうなる?腐った状態の見分け方は?見た目や臭いや味で分かる?
先ほどは、それぞれの状態の
しいたけの保存方法について、
ご紹介をさせて頂きました。
それでは、もしも、
いつ冷蔵庫に入れたのか忘れた、
しいたけが出てきた場合、
どのようにして腐っているのか、
判断すればいいのでしょうか。
ここでは、しいたけが腐ると、
どうなるのかについてご紹介をします。
腐ったしいたけの判断材料は4つ
腐ったしいたけは色と触り心地、
匂いと味の4つで判断する事ができます。
色(見た目)
まず、色ですが、
腐ったしいたけは、
カサの裏側が赤色、
もしくはピンク色に変色をして、
それ以外の箇所は黒く変色をします。
触り心地
そして、実際に腐ったしいたけを触ると、
ねっとりとした、ぬめりがあります。
買ったばかりのしいたけを、
触っていただくと分かるように、
椎茸にはぬめりはありません。
臭い(匂い)
さらに、腐ったしいたけは、酸っぱい臭い、
もしくは、アンモニア臭のような香りがします。
冷蔵庫内に、これらの臭いが
充満していたら注意が必要です。
味
腐ったシイタケを少しでも食べてしまうと、
身体に悪影響が出るかもしれませんので、
味で腐っているかどうか判別するのは、
出来る限り避けたいところです。
なので、椎茸が腐っているなら、
出来る限り、見た目、触り心地、臭い、
で判断したいところです。
ですが、それでも気が付かずに調理をして、
食べてしまった場合、
腐ったしいたけは酸っぱい味がします。
普段のしいたけとは、
全く違った不快になる酸味であるため、
食べて違和感を感じたら、
よく確認をしてみましょう。
そして、そのしいたけは、
もうそれ以上、食べないようにしましょう。
これらの要素のうち、
どれかに当てはまるものがあれば、
誤って食べないように注意が必要です。
臭いやぬめりが特徴的なので、
調理の前には必ず確認することを
オススメします。
まとめ~腐らせないで早めにしいたけを食べましょう!~
今回はしいたけの保存可能な期間や、
腐った場合の見分け方について、
ご紹介をさせて頂きました。
先ほどもご紹介したように、
キノコ類には賞味期限の記載がないため、
いつまで美味しく食べられるのか
分かりませんよね。
しかし、だからといって
ずっと保存できる食材なんてものはありません。
料理に使うと、
旨味成分を出してくれるしいたけは、
具材にも出汁にも最適な食材です。
そんな美味しい食材を
腐らせるなんてもったいないですよね。
今回ご紹介させて頂いた内容が、
しいたけを美味しく食べるための参考になれれば幸いです。
あの食べ物は腐るとどうなる?シリーズ