大根は冷凍するとぶよぶよでまずい?正しい冷凍保存の方法は?

スポンサーリンク

おでんや煮物の具材や焼き魚に添える大根おろし、
さらにはサラダなど幅広い料理で活躍をする大根。

料理もしやすく比較的買いやすい金額で
手に入る大根をついつい
買いすぎてしまう方も多いはずです。

 

大根は1本丸ごとや半分のサイズなど、
他の野菜に比べて
大きいサイズでお店に並んでいるため、

買ったはいいものの使いきれずに
頭を抱えた経験をされた方も
いらっしゃると思います。

 

使いきれない食材はそのまま
放置をしているとどんどん痛んでしまい、

腐ったり状態が悪くなってしまって
食べられなくなってしまうものです。

そんなときは凍らせて食材を
長持ちさせようとする方も
いらっしゃるとは思いますが、

実は大根は冷凍すると
ぶよぶよになってしまい、
まずくなってしまう
のです。

使いきれない食材は冷凍保存しようと
考えている方にとってはショックですよね。

 

そこで今回は大根をついつい
買いすぎてしまう方のために、

大根を冷凍した時にぶよぶよでまずくなってしまう原因と、

まずくならないように工夫をする
冷凍方法について

ご紹介をしていきたいと思います。

大根は冷凍するとぶよぶよでまずい?どうして?原因は何なの?

スポンサーリンク

大根の根の部分はあまり
栄養成分が含まれていなく、
水分が多い野菜です。

そのため、低カロリーで満腹感を得られる
ヘルシーな食材として重宝されてきました。

 

さらに、大根にはジアスターゼと呼ばれる
でんぷん分解酵素が多く含まれていて、

これによって消化を助けて、
胃もたれや胸やけなどにも、
効果があるとされています。

 

また、大根特有の辛みは
ラファサチンと呼ばれる成分によるもので、

これが発がん抑制効果や
抗菌作用があるとされています。

 

大根を冷凍するとぶよぶよになってまずくなる原因

このように、美味しいうえに
健康にも効果のある大根ですが、

実は冷凍するとぶよぶよになって
まずくなる原因は
この大根の特性によるものなのです。

水分が多く含まれた大根は
冷凍することによって
内部の水分が凍ってしまいます。

そしてそのまま解凍をすると
大根の組織が破壊されてしまい、

大根特有のシャキシャキした
食感が失われてしまうのです。

内部の組織が破壊されて
水分も溶けだした大根はぶよぶよで、
ぐずぐずした不快な食感になってしまいます。

大根を冷凍すると食感だけでなく味も変化する

さらに、食感だけではなく、
大根の苦みや辛味も

冷凍をすることによって
強くなってしまい、

クセの強い味になってしまうのです。

そんな大根をそのまま食べても
美味しくないのです。

ちなみに、このように野菜を冷凍したら
まずくなってしまうことは多くあります。

それは人参などのように
野菜そのものに多くの水分が
含まれているものです。

野菜には冷凍で保存できるもの、
できないものがあるため、

野菜を買いすぎた場合は凍らせていいのか
事前に調べることをオススメします。

スポンサーリンク

ぶよぶよでまずくならない大根の美味しさを保てる冷凍の保存方法はある?冷凍で期間はどのくらい日持ちするの?

大根のイメージ画像2
先ほどは大根を冷凍すると
なぜまずくなるのか、

という仕組みについて
ご紹介をさせて頂きました。

 

大根の美味しさを保って冷凍する方法その1

しかし、それでも大根を
冷凍保存しなければ
いけなくなった時に備えて、

大根の美味しさを保ったまま
冷凍する方法を2つ、ご紹介します。

まずは切って保存をしてから
料理に役立てる方法です。

 

最初に、大根の皮を剥いてから、
いちょう切りや短冊切り、輪切りなどのように
好みの大きさに合わせてカットしていきましょう。

カットした大根はキッチンペーパーなどで
しっかりと水分を取り除いてください。

 

次に、料理に使う分だけ小分けにして
ラップでしっかりと包み、

チャック付き保存袋に入れて
空気をしっかりと抜いてください。

 

また、冷凍保存をする場合は
なるべく平らにして冷凍をすると

全体を漫勉なく、
早く冷凍する事が出来ます。

このようにすれば丸ごと1本
冷凍したものと比べて
食感も味も悪くなりにくくなります。

しかし、それでもやはり
冷凍していない大根と比べても
味と食感は落ちてしまいます。

 

冷凍した大根は味が染みやすいので煮物にぴったり

そこで、小分けにした大根を使って、
冷凍していない大根よりも
美味しく作れる料理をご紹介します。

先ほどもご紹介したように、
大根を冷凍すると
組織が破壊をされてしまいます。

これによって食感が
悪くなってしまうのですが、

実は同時に味が染みやすくなる
というメリットもあるのです。

そのため、冷凍した大根は味が染みて
美味しくなるという特徴が生まれてくるため、

おでんやふろふき大根といった
煮物とは相性が抜群なのです。

組織が壊されて柔らかくなった
大根を使うことによって

味のしみ込んだ大根料理を
時短で作る事ができるようになるのです。

 

大根の美味しさを保って冷凍する方法その2

次に、大根の美味しさを
保ったまま冷凍する方法の2つ目、

大根おろしにして冷凍する方法に
ついてもご紹介をします。

 

大根おろしは痛みやすいため、
冷凍する直前に摺り下ろして、
汁ごと冷凍をしていきます。

保存に使う容器は小さい密封容器か
チャック付き保存袋がオススメです。

保存する時は空気を抜いて保存をすることと、

汁ごと冷凍するということに
気を付けていれば問題はありません。

 

しかし、解凍をする時には
注意が必要なことがあります。

それは、常温で自然解凍を
してはいけないということです。

大根おろしは痛みやすく、
たとえ冬であってもすぐに傷んでしまうのです。

 

冷凍大根おろしを解凍する時は
必ず冷蔵庫に移してゆっくりと
解凍していくようにしてください。

大根おろしは冷凍しても
食感が損なわれることなく、

みずみずしい食感をキープしてくれるため、
冷凍保存には適しているのです。

 

このように、丸ごと1本冷凍するのではなく、

冷凍の方法や料理に少しだけ工夫をすれば
冷凍大根を美味しく食べることができるのです。

 

さらに、大根は冷凍すると
1カ月以上保存できると言われています。

買いすぎて余ってしまった大根は、
小さく切って冷凍をしてから煮物に活用をするか、
大根おろしにして冷凍することをオススメします。

まとめ~大根は凍らせるとまずくなるけれど工夫すれば広がる可能性!~

大根のイメージ画像
今回は大根を冷凍した時に
なぜ、ぶよぶよでまずくなってしまうのかという原因と、

まずくならないように工夫をする
冷凍方法についてご紹介をさせて頂きました。

 

大根は様々な場面で
私たちの食卓に現れ、
彩ってくれます。

そんな大根を買いすぎてしまい、

冷凍をすると味も食感も
損なわれてしまうため、

その保存方法も
大きな悩みになってしまいます。

 

しかし、今回ご紹介させて頂いた
2つの方法を使えば
冷凍しても美味しく食べられ、

さらには1カ月も保存をすることが
できるようになります。

 

さらに、冷凍した大根は味が染みやすくなるため、

今まで下処理に時間がかかっていた
大根料理の調理時間を短縮することも、

さらに美味しく作ることも可能になります。

野菜には冷凍に向き不向きはありますが、
少しの工夫によって
その問題も解決する事が出来るのです。

今回ご紹介した方法によって
皆様の料理のバリエーションが
増えていくのであれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました