花の蜜をミツバチたちが巣の中で加工して
貯蔵したはちみつは
甘くて非常に美味しいものです。
はちみつは様々な料理の
風味を追加するだけではなく、
お菓子やスイーツ作りにも欠かせない食材です。
はちみつには様々な種類があります。
ハチが作ったはちみつのうち
水分含有量が23%以下の純粋はちみつ、
はちみつから臭いや色を取り除き
加工をした精製はちみつ、
はちみつに果糖ブドウ糖液を加えた
加糖はちみつです。
これらのうち、純粋はちみつには、
豊富な栄養が含まれているため、
食べると効率よく様々な栄養を、
摂取する事が出来ます。
そんな栄養の宝庫であるはちみつには
具体的にどんな栄養成分が含まれているのか
ということについて
ご紹介をさせて頂きたいと思います。
また、栄養豊富なはちみつでも
食べ過ぎてしまうと身体に悪いため、
その目安と食べ過ぎによるリスクも併せて
ご紹介をしていきたいと思います。
はちみつの栄養成分は?どんな効果があるの?
はちみつの中にはカルシウム、ビタミンB群や
その他ビタミン類、葉酸や約22種類のアミノ酸など
豊富な栄養成分が含まれています。
この中ではビタミンは、
私たちの身体の生理機能を正常に保つと言われており、
体組織の修復には欠かせないものです。
さらに、はちみつの糖分は単糖類というものであり、
摂取すると分解されることなく、消化吸収される糖です。
そのため、消化器官に負担を掛けない
糖分であるのと同時に、
エネルギーに変わるのも早いため
消耗した体力を素早く回復させることができます。
この効果によって、
はちみつレモンなどのように
疲労回復を目的とした料理も多くあるのです。
さらに疲労回復だけではなく、
殺菌効果もあります。
はちみつの中には
グルコン酸という成分も含まれており、
これには殺菌作用があります。
さらに怪我をしたときに使われる、
過酸化水素を作るグルコースオキシターゼ、
という酵素も含まれており、
2種類の殺菌効果のある成分が含まれています。
このため、喉の炎症や風邪などの
病気の時に食べると
効果があるとされています。
そして、食べるだけではなく、
皮膚に塗りこむことによって、
保湿効果も見込まれます。
また、乾燥してカサカサになった唇に
薄く塗ることもできるため、
美容にも向いているのです。
このように蜂蜜は、
疲労回復や殺菌効果、豊富な栄養成分に加えて、
美容にも効果がある魅力的なものなのです。
はちみつの食べ過ぎるとどうなる?健康に悪い?食べ過ぎの目安は?
先ほどは、はちみつの栄養成分とその効果、
魅力についてご紹介をさせて頂きました。
しかし、豊富な栄養成分が含まれているはちみつですが、
食べ過ぎると体調を崩すということもあるため、
食べ過ぎには注意が必要なのです。
先ほどもご紹介をしたグルコン酸には
殺菌作用だけではなく、
腸内環境を整えて活性化させる効果もあります。
そのため、ハチミツを食べ過ぎるとお腹が緩くなり、
腹痛や下痢を引き起こす危険性もあります。
さらに、蜂蜜に含まれる果糖は
肝臓に脂肪として蓄えられやすいため、
はちみつ食べ過ぎは肥満の原因にもなります。
ちなみに、加熱処理をしていないハチミツには、
ポツリヌス菌という、
毒性のある菌が入り込んでいることもあります。
大人であれば体内でこの菌を処理できますが、
抵抗力や免疫力のない1歳未満の赤ちゃんは
体内で処理する事が出来ないため、
赤ちゃんには絶対にはちみつを食べさせてはいけません。
このように栄養が豊富なはちみつでも、
食べ過ぎると体調を崩す可能性もあり、
さらに赤ちゃんには絶対に、
食べさせてはいけないという、
注意が必要な食材です。
ちなみに、米国心臓協会では1日あたり大さじ1.5杯分、
1週間で10.5杯分のはちみつの摂取量を推奨していますので、
この数値を目安とするといいかもしれません。
まとめ~食べ過ぎに注意をして美味しくはちみつを食べましょう!~
今回ははちみつの栄養成分とその効果、
そして注意点について、
ご紹介をさせて頂きました。
はちみつには疲れた体への疲労回復や、
風邪をひいたときの殺菌作用、
そしてダメージを受けた皮膚の回復など、
様々な効果が見込まれます。
さらに、紅茶に入れて飲むハチミツ紅茶や、
レモンを漬けこんだはちみつレモン、
風邪をひいたときに食べるはちみつ生姜など、
美味しく食べて効率よく、
栄養を摂取する方法は多くあります。
ただし食べ過ぎると体調を崩すことがあるため、
食べる量に気を付けて
美味しく食べて健康に役立てましょう。
はちみつの効果を知って食べると
今までとは違った食べ方ができるかもしれませんね。
あの食べ物は食べ過ぎるとどうなる?シリーズ