これまでに何度もエステを経験されたことのある方であれば、何でもないことかもしれませんが、ブライダルエステがエステ初体験という方にとっては、目新しいことばかりでしょう。
初めてのエステとなると、どんな効果があるのかなどの期待や楽しみという気分が半分、よく分からない事がたくさんあって不安という気持ちが半分、といった感じではないでしょうか?
そこでここでは、施術を受けに行く日に、
⇒エステサロンに行く時の化粧について
・施術後はメイクしてから帰れるの?
⇒エステサロンから帰る時の化粧について
・コンタクトレンズはつけたままでいい?
⇒フェイシャルのケアを受ける際のコンタクトレンズについて
・マツエクをしてても大丈夫?
⇒まつ毛エクステに関する注意点
など、施術を受ける日の注意点やよくある疑問を紹介します。
その他、結婚式の日のための特有のケアとして、ブライダルシェービングがあります。
ブライダルシェービングに関しては、エステが初めてかエステ経験が豊富かという事に関係無く、あまり詳しくは知らないという方も多いでしょうから、ブライダルシェービングの注意点や他のケアとの順番などについても合わせてご紹介します。
ブライダルエステを受けた花嫁の○○%がエステ未経験者
ゼクシィの調べによるデータ(結婚トレンド調査2016)によると、ブライダルエステが初めてのエステ体験だという方は全体の33.1%となっています。
また、エステ行ったことはあるが、通ってはいないという方は33.3%で、エステ未経験者との合計で66.4%となっています。
つまり、ブライダルエステを受ける前までは、エステに通っていなかった花嫁さんが多数派だという結果が出ています。
なお、アンケート結果の全体像は以下の様になっています。
ブライダルエステを受ける前のエステ経験に関するアンケート結果
(ブライダルエステを受けた方を対象とした調査です。)
・週に1回程度:3.2%
・2~3週間に1回程度:4.8%
・月に1回程度:9.8%
・2~3ヶ月に1回程度:5.8%
・4~5ヶ月に1回程度:2.1%
・半年~1年に1回程度:4.0%
・行った事はあったが通っていなかった:33.3%
・行った事が無かった:33.1%
出典:『ゼクシィ結婚トレンド調査2016』
(上記の数値は全国の数値)
「半年~1年に1回程度通っていた」という選択肢があるので、「行った事はあったが通っていなかった」という方の内の多くの方が、ちょっと体験エステに行った事があるくらいだろうと推測できます。
何事も初めてだと不安や疑問がいっぱいです
ですから、多くの花嫁さんが、ブライダルエステに通う以前は、エステに通った体験が無く、様々な不安や疑問を持っていただろうと思います。
初体験で分からない事が多いとはいえ、あれこれ細かく聞くのも、なかなか恥ずかしくて聞けないという方もいるでしょう。
聞くのが恥ずかしいとはいえ、分からない事をそのままにして、事前にやらないといけない事をしていなかったり、余計な事をしてしまったりすると、困った事になるかもしれません。
(スッピンで行った方が良い?それともいつも通りのメイクをして行ってもいい?)
・帰り道のメイクはどうなるのか?
(スッピンで帰る事になる?それともサロン内にメイク用のスペースがある?化粧道具はどうすればいい?)
・コンタクトをして行ってもいいのか?
(コンタクトはしない方がいい?それともつけたまま施術を受けられる?)
など、何度か通ったことのある方にとっては当たり前のことかもしれませんが、初めての事となると本当に分からないことが多くて、心配になる事もあるでしょう。
そこで、ここからエステ初心者の方に向けて、ブライダルエステを受けに行く日の注意点やよくある疑問についてご説明していきます。
なお、背中や二の腕などのボディエステの施術では、化粧もコンタクトレンズも関係ありませんので、ここでご説明するのは、顔の施術を受ける場合の話です。
(ただし、ブライダルシェービングについては、顔以外に関係する注意点もあります。)
フェイシャルのケアを受ける際の化粧について
まずは、フェイシャルケアを行う日の注意点です。
当日に気になる点としては、
化粧はして行っていいのか?
ノーメイクじゃないといけないのか?
そして、コンタクトレンズをしている方であれば、
つけたまま行っていいのか?
つけて行ってはダメなのか?
などがよくある疑問です。
まず、化粧についてご説明します。
美白、保湿パック、マッサージ、毛穴ケアなどの顔の施術を受ける日に、行き帰りの化粧について疑問に思う方も少なくないと思います。
エステサロンが家の近くにあって、歩いても行ける場所であれば、行きも帰りもノーメイクで構わないかもしれません。
ですが、会社帰りであったり、電車に乗っていくような場所にあるとすれば、ノーメイクで行くわけにもいきませんので、どうすればいいのかと疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
エステサロンに行く時の化粧について
まず、サロンに行く時について結論から言うと、フェイシャルエステのケアは、基本的にクレンジングから始まりますので、化粧をして行っても問題はありません。
(仮に、クレンジングが行われない場合でも、ほとんどのサロンではメイク用のスペースが用意されているので、自分で化粧を落としてから施術を受けることが可能です。)
なお、このクレンジングは、化粧を落とすためだけでなく、日頃のケアでは落とし切れないような、毛穴の奥や皮膚の汚れなどを落とすためにも行われるものですので、すっぴんで行ったとしても、クレンジングは受ける事になります。
(スキンケアの基本は、まず最初に汚れや余分なものを落とすところから始まりますので、美肌や美白などのトリートメントをする前に肌を綺麗にするのです。)
ただし、濃いアイメイクなど、落としにくいメイクで行くと、メイク落としに時間がかかってしまってもったいないですので、落としやすい薄めのメイクで行くのがおすすめです。
エステサロンから帰る時の化粧について
次に、サロンから帰る時の化粧についてで、こちらも結論から言うと、ほとんどのサロンにメイク用スペースがありますので、メイクをして帰る事ができます。
(もちろん、すっぴんで帰っても構いません。)
ただし、メイク道具までは用意されていない場合が多いので、メイク道具は持って行っておいた方がいいでしょう。
紫外線対策だけは万全に!
挙式前の大切な時期ですので、日焼け防止という面でも、それ以外のお肌への悪影響を避けるという面でも、紫外線の対策だけはしっかりとやっておく事をおすすめします。
ですので、サロンに行く時や帰る時に化粧をしない場合でも、せめて紫外線対策だけはするようにしましょう。
フェイシャルのケアを受ける際のコンタクトレンズについて
次に、コンタクトレンズをどうすればいいのかについてです。
まず、顔の施術をする際には、コンタクトを外さなくてもいい場合もありますが、基本的にはコンタクトを外した状態で受ける方が望ましいです。
顔の施術を受ける時にコンタクトを外した方が良い理由
その理由は、フェイシャルの施術には顔のマッサージ、特に目の周辺のマッサージが含まれている事も多いからです。
(なので、マッサージが含まれていなければ、コンタクトをしたままでも問題無いでしょう。ただし念の為、コンタクトをつけたままでも大丈夫か、聞いておいた方が無難だと思います。)
目の周りのマッサージでは、目の周辺にあるツボを押したりもしますので、コンタクトをしていると目を傷つけてしまう恐れもあります。
お願いすれば、目の近くは気を付けて施術するなど、コンタクトをつけたままでしてもらえるかもしれません。
ただ、そうなると、安全のために目の周辺は通常よりも力を弱くしたマッサージになりますので、せっかくのエステの効果が損なわれてしまうかもしれません。
ですので、顔の施術はコンタクトをつけていない状態で受ける方が良いでしょう。
エステサロンに行く時のコンタクトレンズについて
ただ、サロン内のトイレなどで、施術の前に外せば問題ありませんので、事前に外しておく必要はありません。
ですので、サロンでコンタクトを外せるように、レンズケースや保存液を持って行っておいた方がいいでしょう。
もちろん、メガネと併用している方なら、コンタクトではなく、メガネをして行くのもいいですね。
(1day用の使い捨てコンタクトなら、施術の前にはずして捨てて、帰り道はメガネにするとかでもいいかもしれませんね。)
まつ毛エクステに関する注意点
まつ毛エクステをしている場合に、ブライダルエステの顔の施術を受けられるかどうか、挙式当日のためにまつ毛エクステを付ける場合の時期や注意点についてです。
まつ毛エクステをしていても顔の施術は受けられる?
サロンや施術の内容によって、受けられる場合と受けられない場合があって、一概には言えませんので、事前に相談しておくのがいいでしょう。
例えば、サロンのクレンジング剤によっては、まつエクが取れてしまう可能性もありますし、オイルを使った施術だと、まつエクが取れやすくなってしまいます。
また、施術を受けられる場合でも、まつ毛に触れないように目元を避けた施術になるでしょうから、顔の施術を受ける時にはまつげエクステはしていない方が望ましいです。
式当日のためにまつ毛エクステをする際の時期と注意点
結婚式の日のためにまつ毛エクステをする場合には、顔のエステやブライダルシェービングなどの他の顔のケアをすべて終えてから、最後にマツエクをするのが理想的です。
(エステやシェービングの顔のケアによってエクステが取れてしまう可能性があり、また、まつ毛エクステを綺麗な状態に保てる期間の問題があるから、というのが理由です。)
ただそれだと、まつ毛エクステの施術が直前になるので、まつ毛エクステによるトラブルに注意が必要です。
なので、結婚式の為にまつ毛エクステをする場合には、まつ毛エクステのお店を慎重に選ぶ、事前にグルー(接着剤)のパッチテストを行うなど、細心の注意が必要になります。
(もちろん、まつげエクステの仕上がりの綺麗さの問題もあります。)
ブライダルシェービングを受ける際の注意点
結婚式のための美容ケアの中でも、ほとんどの花嫁が受ける人気のケアの一つがブライダルシェービングです。
顔、背中、うなじ、デコルテ、二の腕などウェディングドレスを着用した際に露出する部分の産毛を剃る事で、ツルツルスベスベで、ファンデーションのノリが抜群に良くなって、写真写りの良いお肌を手に入れることができます。
ブライダルシェービングは、基本的に式の直前に1回だけ受けるものです。
(ただし、結婚式の1ヶ月前など、まだ余裕のある時期に試し剃りをして、シェービング後のお肌の反応を見ておくのが理想です。)
なので、式の直前になる前に、サロンのスタッフさんなどに注意点などを聞いておけばいい話ですので、ここで注意点などを説明する必要はあまり無いかもしれません。
ただ、ブライダルエステを受けるエステサロンとは別で、ブライダルシェービングだけはシェービング専門サロンで受けるという方もいます。
また、挙式直前にブライダルシェービングを含む1回だけのプランを受ける方もいるでしょう。
なので、ここでは簡単にですが、ブライダルシェービングを受ける際の注意点などを説明します。
行く時の化粧やコンタクトについて
ブライダルシェービングについても、エステと同様にほとんどのサロンでクレンジングを行いますので、化粧をして行って構いません。
コンタクトレンズについては、つけたままでも大丈夫な場合もありますが、ケースを持参するなどコンタクトを外せる用意をしておく方が無難でしょう。
ブライダルシェービングの後の化粧について
ブライダルシェービングは、単に毛を剃るだけではなく、古くなった角質も除去する事ができます。
(古い角質が無くなる事で、お肌の透明感がアップする効果があります。)
その代わり、シェービングの後はお肌が敏感になります。
なので、お肌の状態を考えると、お化粧をするのは避けた方が好ましいです。
化粧をしたい場合には、必ずスタッフさんに相談するようにしましょう。
(化粧をする場合にも、ポイントメイクなど最低限の化粧に抑えた方が良いです。)
ブライダルシェービングの後の注意点
シェービングの後は、角質が薄くなって、乾燥しやすく、また、皮膚が刺激に弱い状態になっています。
なので、普段以上に日焼け対策と保湿を心掛ける必要があります。
まず、帰宅する時には、必ず日焼け対策をするようにしましょう。
また、シェービングの当日だけでなく式の日まで、外出する際には、こまめに日焼け止めを塗るなど気を付けた方が良いでしょう。
(さらに言えば、外出時だけでなく、自宅等で日光に当たる時にも気を付けた方が良いです。)
保湿については、シェービング直後の保湿はサロンでやってもらえます。
帰宅後、お風呂上りなどの保湿は、化粧水やクリームをたっぷり使って、いつもよりしっかりと保湿するようにしましょう。
また、保湿についてもシェービングの日だけでなく、式の日までこまめな保湿を心掛けるのがいいでしょう。
その他、お風呂で洗う時にはゴシゴシとこすらないようにして優しく洗うなど、お肌の負担になる事は出来るだけ避けるようにしましょう。
その他のブライダルシェービングの注意点(他の施術との前後関係など)
ブライダルシェービングは、施術後にお肌が敏感になりますし、行う時期が式の直前になりますので、他の施術との関連でも注意点があります。
ブライダルエステと関連した注意点
エステとシェービングは、それぞれのお肌への影響を考えた上で、施術の計画を立てる必要があります。
一例を挙げると、ブライダルシェービングには、古い角質を取り除く効果、つまりピーリング効果があるので、エステでピーリングの施術をする場合には、シェービングとの間隔を空ける必要があります。
(日を空けずに行うと、角質を取り過ぎる事になるので、必要な角質まで無くなってしまいます。)
ブライダルエステとブライダルシェービングを、同じサロンで受ける場合には、それぞれの施術のお肌への影響を考慮して、施術スケジュールを組むでしょうから、特に注意点はありません。
ブライダルシェービングを、エステとは別のサロンで受ける場合には、事前にブライダルシェービングの日程をブライダルエステを受けるサロンに伝えておくか、相談してエステとの順序やシェービングの日時を決めるのが良いでしょう。
まつ毛エクステと関連した注意点
先述の通り、シェービングの時にまつ毛エクステが取れてしまう可能性があるので、マツエクを付けるのはシェービングよりも後の方がいいでしょう。
ただし、シェービングの当日は、お肌が非常に敏感な状態になっているので、その日にマツエクを付けるのは避けて、翌日以降に回した方がいいでしょう。
ヘアカラー・パーマと関連した注意点
何度も繰り返し述べてきた事ですが、シェービング後はお肌が非常に敏感な状態になります。
その状態で、ヘアカラー剤やパーマ剤が肌に付着すると、ひどくかぶれてしまうおそれもあります。
ですので、カラーやパーマのヘアサロンの予約は、ブライダルシェービングよりも前の日に入れておくのがいいでしょう。
お肌には直接関係無いもの、例えばブライダルネイルなどについては、シェービングの前後のどちらでも構いません。
(ちなみに、結婚式当日のネイルの状態の事を考えると、式の直前にブライダルネイルを仕上げる方が望ましいです。)
不安や疑問は無料カウンセリングで解消しましょう
エステ初体験の方にとっては、これ以外にも色々と不安、疑問に思うことがあるかもしれません。
もし分からないや不安に思う事がある場合には、どこのサロンでも初日に無料のカウンセリングがありますので、その機会に恥ずかしがらずに、なんでも聞いてみることをおすすめします。
お試しプランでは、カウンセリングの後、そのまま施術のお試しを受ける事になります。
初めて行ったエステサロンで、初日にいきなり施術を受けるとなると、不安な気持ちになる方もいるかもしれません。
ですが、お試しエステを受けるだけなら、化粧道具、日焼け対策グッズ、コンタクトの方はレンズケースなどを持って行っていく、ということ以外には、事前に気を付けないといけない事は特にありませんので、安心して下さい。
(初日に施術を受けるのはどうしても不安という方は、初日は無料カウンセリングだけを受ける事ができるエステサロンもあります。)