最近では、親族や友人を含め、結婚式の参加者が20名程度という少人数ウエディングが注目を集めています。
少人数ウエディングが一般的になったのは、平成の初めころからで、昔は少人数で式を挙げることなど想像もつかない程だったようですが、今ではその手軽さから、少人数ウエディングを挙げるというカップルも少なくありません。
とはいえ、実際に少人数で結婚式を執り行うとなると、本当に20名程度の少人数で結婚式を挙げることができるのか、不安になるという方もいるかもしれません。
そこで今回は、少人数ウェディングのメリットとデメリットをそれぞれご紹介していきます。
少人数ウエディングには、たくさんのメリットがありますが、デメリットもそれなりにあります。
少人数ウエディングを検討しているというカップルは、ぜひメリットとデメリットを抑えて、後悔のないように式の計画を立てるようにすると良いと思います。
少人数ウエディングのメリット
まずは、メリットからご紹介していきます。
少ない費用で結婚式が挙げられる
少人数ウエディングの最大のメリットは、少ない費用で結婚式を挙げることが出来るという点です。
40名以上の結婚式になると、招待する人数が増えるので、お席のレイアウトの費用やお料理の費用、引き出物・引き菓子の費用と、色々な面での負担が大きくなります。
もちろん、ゲストが多い分ご祝儀を頂くことが出来る人数も増えますが、身内が少ない場合には友人からのご祝儀が多くなって、その額が安くなり、結果的に赤字になることもあり得ます。
その一方で、身内や友人など20名程度で行われる少人数ウエディングの場合には、招待する人の人数が少ない分、結婚式に掛かる費用を抑えることが出来ます。
さらに、身内をどの程度招待するかにもよりますが、通常の規模の結婚式と比較して身内の割合が多くなるのが一般的です。
友人に比べると、身内はご祝儀の額が高くなるのが一般的なので、結婚式を行うことで黒字になることもあり得ます。
ゲスト一人ひとりと接する時間が増える
40名以上の結婚式をする場合には、式や披露宴の中でゲスト一人ひとりと十分にコミュニケーションを取る時間を設けるのは、どうしても難しいというデメリットがあります。
ですが、少人数ウェディングであれば、人数が少ない分、ゲスト一人あたりの時間が多くなるので、本当に仲の良い友人や家族の一人ひとりと接する時間をたっぷりと作ることができます。
そのため、プライベートな時間を過ごしながら式を挙げることも出来るでしょう。
挙式の準備の負担がいくらか軽くなる
少人数の結婚式では、参加する人数が少ない分、その準備の負担がいくらか軽くなります。
もちろん、準備の負担が参加者の人数とはあまり関係が無い準備もありますので、少人数ウエディングだからといって、結婚式などの準備が短期間であっという間に終わるとまではいきません。
ですが、例えば招待状の用意など、準備の負担が人数とほぼ比例するようなものもあります。
(招待状を発送する手間の負担については、人数が増えてもそれほど変わりませんが。)
そのため、少人数のウエディングでは、通常の規模のウエディングと比較して、準備の負担がいくらか軽くなる事になります。
少人数ウエディングのデメリット
続いて、デメリットについてご紹介します。
結婚式場が限定されてくる
少人数ウエディングを行う際の最大のデメリットは、少人数ウエディング自体を受け入れてくれる結婚式場がある程度、限定されてくるという点です。
特に、地方の式場などでは、その地方の風習などから、少人数ウエディングを行うことはあまりないという地方もあります。
なので、そのような地方では、少人数ウエディングに対応していない式場がとても多いというケースも考えられるのです。
そのため、そのような地方で少人数ウエディングを挙げる場合には、ホテルのレストランを貸し切ってのレストランウエディングなどに限定されてしまう場合もあり得ます。
もちろん、都内にある式場でも、何名以上で利用可能というように、人数制限をされてしまうこともあり、まだまだ肩身が狭いという事になるかもしれません。
余興や演出が盛り上がりに欠ける
なんとなく想像はできるかもしれませんが、少人数ウエディングでは、余興や演出などが盛り上がりに欠けることが多いです。
人数が少ないので仕方のないことですが、盛り上がりの無い静かな結婚披露宴になるのは、できれば避けたいところでしょう。
ですが少人数ウエディングは、式のコンセプト自体が盛り上がるためというより、アットホームな雰囲気でのんびりと、といった感じのコンセプトになる事が多いと思います。
そうであれば、盛り上がりに欠ける事自体は、特に気にしなくてもいい部分ですので、デメリットと捉えるほどの事ではないのかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここでは、少人数ウエディングのメリットとデメリットについてご紹介しました。
ご紹介したように、少人数ウエディングには、大きなメリットもあればデメリットもあります。
少人数ウエディングを検討しているというカップルさんは、こういった少人数ウエディングの特徴などを踏まえて、後悔しない決断をして下さい。