バリ島移住生活の「お米」の話〜日本のお米とバリのお米の違い〜

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インドネシア料理で聞いたことのある食べ物といえば、ナシゴレンが有名ではないでしょうか?

簡単に言うと、「ナシゴレン=焼き飯」であり、バリ島の食堂や屋台などで食べる事ができます。

 

私がよく行っている屋台では、1食110円くらいで提供されています。

そのお店は、20代前半のお兄さん二人で経営しているのですが、バリ島民で連日大盛況です。

安価で美味しく食べられる事が地元でも愛される秘訣なのだと思います。

 

筆者は、バリ島に移住生活を始めて半年ほどになり、食べに行くよりも自炊する事が多くなり、ナシゴレンをよく家で作って食べるようになりました。

ご飯を食べるためには「お米」が必要で、美味しく炊く方法を知っておく必要がありますよね。

 

今回はバリ島生活で欠かせない「お米」について紹介したいと思います。

 

日本のお米とバリのお米の違いとは?~美味しい「お米」との出会い~

初めにバリ米とは、どんなものか簡単に説明させていただきますね。

 

世界的に、お米というのは大きく3種類に分けられるという事を、私はバリ米について調べていて、初めて知りました。

  • インディカ米(タイ米品種のことで世界的シェア約80%)
  • ジャポニカ米(日本米品種のことで世界的シェア約20%)
  • ジャバニカ米(バリ米品種のことで世界的シェア1%にも満たない)
  •  

    このことを調べるまで、バリ島で一般に食べられている米はインディカ米だと思っていました。

    長細い米で、ナシゴレンを作るのに最適だと思っていたので・・・

    まず素人目では、タイ米とバリ米を並べても違いは分からないでしょうね。

    お米の写真

     

    ちなみに日本でも昔、オイルショックがあった際に、タイ米が流通したのを知っていますか?

    当時、パサパサで美味しくない米だなと、子供ながらに思っていました。

     

    私たちは夫婦揃って、ごはん派なので、バリ島では日本のご飯のような美味しさを味わえないのではないかと諦めていました。

     

    初めてバリ米を炊いた時、出来上がりをドキドキして待ったのを覚えています。

    まず、炊いている時は、日本米と同じような甘い香りがします。

    炊き上がりの米の輝きについては、日本米に少し劣るかなというところです。

     

    肝心の味については、さっぱりした感じで、塩おにぎりにもぴったりの粘り気があり、「普通に美味い!」これが第一印象でした。

    初めは、炊く時の水加減を色々と試して、柔らかく炊き上げられたり、芯が少し残って硬かったりしたこともありましたが、今では毎日美味しいご飯を食べる事ができています。

     

    ちなみに、ウチで食べている米は「Cangkul(チャンクル)」というバリ島で作られているお米です。

    バリ島のお米の画像

     

    これを見た大家さんもイイねと言っていたので、米のランク的にも多分美味しい方(10kgで約850円)なのだと思います。

    バリ島に移住して、初めてお米を購入するという方にはオススメです。

     

    美味しいバリ米の炊き方とは?~保存方法と2日目の使い方についても紹介~

    バリ米は無洗米と同じように、洗う時は、水で軽くゆすぐ程度で良いと言われています。

    釜に水を溜めてグルグルとかき回して洗うというようなことはしていません。

     

    この時に水道水を使うか、ミネラルウォーターを使うかは、バリ島内の地域による水事情で違います。

    私が住んでいるバリ島南西部の「ジンバラン」では水道水で軽く洗って、炊飯時にはミネラルウオーターを使用します。

     

    なんか少しリッチな感じに見えるかもしれませんが、体調を崩さないためにやっていることであると理解してください。

    水道水で米を洗うことはできても、飲食用としては適さないのです。

     

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    水の量は、合数と炊飯釜の目盛りを合わせて入れるのは、日本米と変わりません。

    バリ米の場合は、氷を1~2個入れて炊くと、ふっくら炊き上がると、妻は言います。

     

    そして、炊き上がってから、すぐに炊飯器を開けてはいけません!

    蒸らしの時間を10分~15分とらないと芯が残ります。

     

    その後、しゃもじでご飯を切りながら混ぜると、美味しいバリ飯を食べる事ができます。

    炊き上がったバリ島のご飯の写真

     

    日本だと炊き上がって、すぐに食べても芯が残っているということはありませんが、蒸らした方が美味しくいただけますよね。

    バリ米はこの「ひと手間」がとても重要ですから覚えておいて下さいね。

     

    我が家ではご飯が炊き上がる音を確認してから、時短テクでおかずを作っています。

    そうすると、出来立てのおかずと一緒に蒸らしが終わったバリ飯をいただけるというわけです。

     

    日本米と違って、時間が経つとパラパラなご飯になるので、余ったご飯はサランラップをかけて、釜ごと冷蔵庫で保存しています。

    バリ米は炊きたてだと、そのまま美味しく食べる事ができるのですが、時間が経ってしまうとおにぎりを握ることもできなくなってしまうのです。

     

    しかし炒めるにはピッタリな感じになるので、保存していたご飯は「ナシゴレン」にして食べるという工夫をしています。

    ナシゴレンの画像

     

    まとめ

    今回は、バリ島のお米について紹介しました。

    世界シェアで見ても希少なジャバニカ米はバリ島に行くと食べる事ができますよ。

    そして、炊きたてのバリ米は日本のおかずにもぴったりで、おにぎりとしても食べる事ができます。

     

    また、冷蔵保存したら、ナシゴレンなどにぴったりなパラパラなご飯に変身するのです。

    ある意味便利な「お米」ですよね。

     

    この記事を見てバリ島に行った際はジャバニカ米を堪能してみてくださいね。

    また有名なライステラス(棚田)でお米を作っているのを観に行くのも良いと思いますよ。

     

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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