子供が多汗症かも?手汗の悩みに親ができる対応は?何科を受診すればいい?

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誰よりも大切な我が子の手から大量の汗が出ていたら、「この子、大丈夫かな?」と心配になるのが親というものですよね。

 

どうして自分の子供の手汗が多いのか原因が分からなければ、不安にもなりますし、適切な対策方法を考える事もできません。

 

ですが、原因が分かることで、かなり心の負担を減らすことができますし、手汗の対策を考える事もできます。

それでは、子供の手汗がなぜ出るのかについて考えていきましょう。

 

子供の手汗の事は親が気付いてあげる必要がある

落ち込む子供のイメージ画像

子供は自分が汗をかいていることに、大人ほどには自覚的になれません。

だからこそ、親が子供の手汗が多い事に気付いて、その原因を理解してあげる必要があります。

 

手汗が病的なほど多くなる病気を「手掌多汗症」と言います。

ただ、手汗がいくぶん多い程度であれば、多汗症でもなんでもありませんので、過剰に心配したりするのも、それはそれでまた問題でしょう。

 

あくまで多汗症というのは病気で、素人判断すべきものではなく、医師が診て判断すべきものです。

 

それと、汗をかく原因には、通常の体温調節のために出る汗の他に、緊張などの精神的な要因で出る汗もあります。

特に、内向的な人ほどストレスに弱く、ふとした拍子に焦る頻度が高くて、プレッシャーがかかる状況になると、精神的な理由で汗をかいてしまうことも少なくありません。

 

普段はそれほど発汗がないにもかかわらず、ある一定の状況で手汗が見られる場合は、精神が原因で手汗をかいてる可能性を考えた方が良いかもしれません。

 

ただし、繰り返しになりますが、多汗症というのは病気なので、親とはいえ素人が勝手な判断をすべきものではなく、お医者さんの診断を受けて、お医者さんに診断してもらうべきものです。

 

また、多汗症は病院や診療所で治療を受ける事もできるものですので、過度に心配はせずに、落ち着いて医師に診てもらう事を考えましょう。

 

手汗で悩む子供も…

うつむいて歩く子供のイメージ画像

子供というのは、言っていい事と言ってはいけない事の区別がつきませんので、感じたことを率直に言う性質があります。

 

そのため、手汗が多いという理由から、からかいの対象になることも少なくありません。

学校では体育のダンスなど、子供同士で手を繋ぐことも少なからずあるでしょう。

また、プリントを回すときなどに、手汗で紙が濡れてしまうこともあるかもしれません。

 

そういった状況で手汗をクラスメートから指摘されて、塞ぎ込んでしまう子供も実際にいるのです。

前述の通り、手汗は精神面の影響によっても出る量が増える事もあります。

手汗を気にしすぎるあまり、ますます手の発汗が酷くなるという悪循環に陥って、苦しんでしまう事もあるでしょう。

 

子供の手汗の悩みに気づいてあげるために

よく観察していれば、我が子の手汗が多いかどうかは、早い段階で発見することができます。
(ただし、繰り返しになりますが、手掌多汗症であるのかどうかの判断は、医師の診察を受けましょう。)

 

早期に気づいてあげることが子供のためですし、何らかの対応もとりやすくなります。

それでは、どのような時に手汗が多いのかどうかに気付けるでしょうか?

 

とはいえ、普通に考えれば、親と子供で手をつなぐ機会も少なくないでしょうから、多汗症の可能性があるほどに手汗が多ければ、十分に気付くでしょう。

手をつなぐ機会が多いにもかかわらず、手汗が多いと親が思わないのであれば、その子の手汗はきっと何の問題も無く、ほとんど多汗症である可能性は無いのでしょう。

 

ただ、それだけでは不安と思う親御さんもいるのかもしれませんので、いくつか汗が多いかどうかに気付ける状況の例を挙げてみましょう。

 

例えば、手の皮がむけている時などです。

どういうことかというと、あまり発汗量が多いと手の皮がむけることもあるからです。

 

毎日、子供の手を見ていればすぐに分かるため、分かりやすいサインと言えます。
(とはいえ、それ以前に、直接的に汗が多いかどうかを判断する方が、分かりやすい可能性が高いです。)

 

特に、注意したいのが季節の変わり目などで、手の皮が酷く剥けているようなら、多汗症の可能性も無い事はありません。

ただし、あくまで可能性の話であって、手の皮がむけていたら、汗が多いだろうと言っているわけではありません。
(その他の原因で皮がむけている可能性もあります。)

 

その他、手袋がひどく蒸れている時も可能性がある時です。

 

また、手汗の話とはズレますが、靴下も手袋と同様に蒸れる可能性があります。

足の裏は汗腺が多いため、必然的に蒸れやすくなるのです。

 

そして、手袋や靴下が蒸れて、誰よりも気持ち悪く感じているのは本人でしょう。

そのため、次第に靴下を履かずに素手や素足を好むようになる可能性もあります。

 

子供が手袋や靴下を嫌がりだしたら、蒸れた状態で履いていないか確認してみてもいいかもしれません。

とはいえ、これもあくまで可能性の話に過ぎません。
(健康であっても、手袋や靴下の中というのは、ある程度蒸れる事もありますので。)

 

また、勉強などの後のノートが汗でシワシワになっている時も、手汗が多い可能性のある瞬間です。

勉強に集中しているときなど、本人が気づかずにノートを汗で濡らしていることもあるでしょう。

 

絵を描いているときなども同様ですが、ペンなどを使って何か描いているときなど、紙がしわしわになっていたり、汗でふやけたりなどの変化をしていたら、それは発汗によるものかもしれません。

 

親に叱られている時は、子供が緊張を強いられる状況ですので、発汗しやすくなる状況です。

緊張状態が高まると交感神経が優位になるため、発汗しやすくなるのです。

 

叱った後に、フォローしながら手を握ってあげれば、それで手に汗がかいているのか、汗の量はどうなのかを知ることができるでしょう。

 

そして、ゲームをした後のコントローラーにも手掛かりがあります。

ゲームの種類などにもよりますが、ゲームをしているときはかなりの興奮状態で、まさに手に汗握る状況と言えるでしょう。

ゲームをやり終わったあとに、そっとコントローラーをチェックして、汗がまだ残っているのか、発汗の量などを調べてみましょう。

 

子供の手汗が多いのかどうかを判断する手がかりを得られる状況を説明しました。

ただ、先ほども述べた事とも関係しますが、子供と手をつなぐ機会が多ければ、手汗が異常に多いかどうかなど、親であれば自然と気付ける事ですので、上記のような手掛かりを得られる状況などを気にするよりも、意識的に子供と手をつなぐ機会を取る方が、よほど気付きやすいでしょう。

 

子供の手汗が多いのかもしれないと思った時に

手に大量に汗をかく状態が長期的に続けば、子供の劣等感につながり、人格の形成にまで悪影響を及ぼしかねません。

 

それでは、子供の手汗が多いのかもしれないと気付いた時に、あるいは、子供が手汗の事で悩んでいると気付いた時に、親が取るべき対応は何でしょうか?

 

それは当たり前の話ですが、医師の診察を受けさせる事です。

先ほどの通り、多汗症というのは一つの病気ですから、素人判断で対処法を考えるなどは大きな間違いです。

多汗症は病気で治療方法もありますので、医師に診せて適切な治療を受ければ解決する問題です。

 

子供が多汗症かもしれないと思った時は何科を受診すればいい?

ただ、多汗症というとあまり馴染みが無いという方も少なくないでしょうから、医師の診察を受けようと思った時、何科を受診すればいいのか分からないという事もあるでしょう。

 

結論から言えば、皮膚に関する事ですので、まずは皮膚科を受診するのが良いでしょう。

また、かかりつけの小児科がある場合には、先にそちらの先生に、子供の手汗がおおいかもしれないと、相談してみるのも良いでしょう。

 

重要な事は、素人が勝手に判断せずに、専門家である医師に相談するという事です。

 

多汗症とまではいかなくても子供が手汗で悩んでいる時には

子供というのは、多感な年頃ですし、汗が周りの子たちにからかわれる理由になる事もあります。

そのため、多汗症という病気には該当しなくとも、子供が手汗で悩んでしまう可能性もあるでしょう。

 

そんな場合、病気ではないとはいえ、何の対処もしないというわけにはいきません。

それでは、このような場合に親はどのような対策ができるでしょうか?

 

まず、手軽にとれる対応方法としては、制汗剤などの使用が挙げられます。

手汗が多い人というのは、何らかの原因で手汗が出て、その手汗を意識してしまって、余計に手汗が出てしまうという悪循環によって、手汗が酷くなるというケースもあります。

 

それが、制汗剤を使用すれば、直接的な制汗剤の効果に加えて、事前に制汗剤を使用しておく事によって、「制汗剤を使ったから」、「制汗剤が手汗を抑えてくれるから」といった安心感を持てるため、精神的な影響による間接的な効果も期待できるのです。
(精神的な面での効果は、子供の性格にもよりますが。)

 

医師の治療を要する多汗症という病気に該当するケースでは、制汗剤では荷が重い可能性もありますが、手汗が多めで子供が悩んでいるというくらいであれば、制汗剤でも対処できる可能性も十分にあるでしょう。

 

ただし、制汗剤には皮膚に刺激が強く、手が荒れてしまうものも少なからずあります。

ですので、子供の手汗対策には制汗基礎クリーム「TESARAN(テサラン)」のような、お肌に優しいものがおすすめです。
(なお、テサランの詳細についてはこちらのページで紹介しています。)

 

その他、すぐに効き目が出るという類の方法ではありませんが、子供が精神的に強くなるようにするというのも、対処方法の一つでしょう。

緊張しやすい性格でも、自信を付ければ、動揺しにくくなります。

 

そのためにも、親が子供の長所を褒めて育てて、子供の長所を伸ばして、自信を付けていく事が重要です。

落ち込みやすいお子さん、精神的に不安定なお子さんをお持ちの親御さんほど、子供に寄り添うようにケアをして、子供の自己肯定感を高めてあげることが大切になってくるでしょう。

 

まとめ

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手汗に関する事に限りませんが、まだ経験の浅い子供たちの心はとてもデリケートなものです。

 

ふとしたことがきっかけで、心を閉ざしてしまうなどして、子供の人格形成に良くない影響を及ぼす事もあるでしょう。

 

だからこそ親身になりながら、今どういった症状が出ているのかを確認してあげることが大切です。

子供がコンプレックスを背負ってしまわないように、早い段階、問題が小さな段階で、親が上手に気付いてあげるようにしたいところです。

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