シャンプーで体を洗ったらどうなる?シャンプーで体を洗うのはダメ?

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多くの家庭で、シャンプーと、
ボディソープを置いていると思います。

また、家庭だけでなく、
ホテルや温泉に行くと必ず置いていますね。

 

いつの間にか、
頭と体は、別々に洗う事が、
常識になってきていますが、

昔は、石鹸一つで
全身洗っていた時代もありました。

今でも、温泉や銭湯に行くと、
おじいちゃんが、全身を石鹸だけで、
洗っている姿を見かける事もあります。

 

面倒臭がりな方の中には、
出来る事なら、頭から体まで、
一度で洗い終わらせたい、

そういった願望を持っている方も、
いるかもしれません。

また、私自身、子供から、
「頭を洗った泡で体も洗っていい?」と聞かれて、
答えようがなかった事もあります。

そこで、シャンプーで体を洗ったらどうなるのか?
ボディソープとシャンプーの違いは何なのか?

このような疑問を解決すべく、調べてみました。

髪のついでにシャンプーで体を洗ったらどうなる?体を洗うのはダメ?

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それでは、実際、
シャンプーで体を洗ったらどうなるのか?
体を洗うのはダメなのか?
どうなのでしょうか?

 

シャンプーの洗浄力は体を洗うには強すぎる?

結論から言うと、
シャンプーの洗浄成分の種類によっては、
体を洗うのは不可能ではありませんが、
望ましくはありません。

 

まず、シャンプーの洗浄成分の種類によっては、
洗浄力が強いため、
お肌が荒れる場合などもあります。

(シャンプーの洗浄成分の種類については、
 後半で説明しています。)

その洗浄力の強いシャンプーは、
高級アルコール系と呼ばれるシャンプーなのですが、

市販されているシャンプーの、
約9割がこの高級アルコール系なのです。

ですので、多くのシャンプーは、
身体を洗うには、洗浄力が強すぎる場合が多い、

という事が言えるでしょう。

 

ただし、他の洗浄成分で、
洗浄力が弱めのシャンプーであれば、
またマシです。

 

シャンプーの成分は、
水と洗浄剤の界面活性剤で、
約80~90%を占めますが、

ボディソープの成分も、
ほぼ同じような内容で構成されています。

 

シャンプーで体を洗っても、
体の汚れをしっかり落として、
体を清潔に保ってくれる事はくれます。

ちなみに、シャンプーやボディソープに、
使用される洗浄成分ですが、

食器用洗剤や歯磨き粉に使用されるものと、
同じような物が使用されていますので、

意外と何でも使えそう気がするかもしれませんが、
あくまで洗浄成分だけの話です。

 

界面活性剤(洗浄成分)の種類は、
後半で説明しているように、
大まかに5種類に分類されていますので、

それぞれの特徴を理解したうえで、
体を洗う事で、希望する効果が得られるかもしれません。

ただし、やはり、
体はボディソープで洗う方が良いでしょう。

 

例えば、肌が弱い方は、
高級アルコール系を避けて、
(ただし、市販されている約9割が、
 高級アルコール系です。)

低刺激系のアミノ酸系やベタン系、天然系の、
界面活性剤を使用しているシャンプーで、
体を洗うなどの対策は行った方が良いでしょう。

逆に肌が強い方は、
通常のシャンプーを使用しても問題はありません。

ですがやはり、
体はボディソープで洗う方が望ましいでしょう。

 

もう一つ気になる点としては、
シャンプーの方が香料が強いという所ですが、

香料は自分が気に入っているものを、
選ぶと思いますので、
これは特に問題ないでしょう。

そうはいってもやはり、
体はボディソープで洗う方が好ましいでしょう。

 

ちなみに、シャンプーに比べて、
一般の石鹸は、あまり洗浄力が強くありません。

ですので、昔の方が石鹸一つで全身を洗っていたことは、
あながち間違いではなかったという事です。

先人の知恵というのは、
理にかなっている事が多いですね。

 

とはいえ、それはあくまで、
石鹸の話や昔の話ですから、

現在では、髪はシャンプーで洗い、
体はボディソープで洗う事が、
望ましいでしょう。

ボディソープとシャンプーの違いは?やっぱりシャンプーで体を洗うのは望ましくない?

シャンプーやボディーソープのイメージ画像
シャンプーで身体を洗っていいかどうか、
考えた後に、本来、体を洗うものである、
ボディーソープについて考えてみましょう。

それでは、ボディソープと、
シャンプーの違いについて見ていきます。

 

ボディソープとシャンプーの違い

ボディソープとシャンプーの違いは、
洗浄力と配合成分の差にあります。

洗浄力の違いについて、
ボディソープとシャンプーを比較した場合、

 

ボディソープとシャンプーの洗浄力の違い

シャンプーの洗浄力の方が、
ボディソープより強くなっています。

 

理由としては、
体の汚れと頭皮や髪の汚れを比較した際、

頭皮・髪の汚れの方が、
頑固で落ちにくくなっている事や、

髪には整髪料なども使用する為、
どうしても洗浄力が高くなってしまいます。

 

ですので、ボディソープの洗浄力は、
体を洗うのに適切な水準で、

シャンプーはの洗浄力は、
体を洗うには、強すぎる、

という事が言えるでしょう。

 

ほとんどのシャンプーにはシリコンが配合されている

また、もう一つの違いとして、
配合成分の違いがあります。

市販されているほとんどのシャンプーに、
シリコン系の樹脂が配合されています。

シリコンの働きとしては、
洗浄した髪が痛まないように、

髪をコーティングして、
保護する働きがあります。

 

このシリコン自体に、
毒性があるわけではないですが、

髪以外に使用する事で、体の毛穴を塞いだり、
中々落ちなくて、体がベタついたりします。

この点でも、シャンプーは、
体の洗うのに適していません。

 

それでは、
ノンシリコンのシャンプーなら良いかというと、
そうでもなく、シリコンに似たオイルが、
使用されている場合も多いので、注意が必要です。

 

つまり、シャンプーで体を洗っても良いが、
しっかりシリコンやオイルまで、
洗い流す事が大事です。

ですが、シリコンやオイルまで、
しっかり洗い流そうとすると、
洗い過ぎになってしまいかねません。

この点でも、シャンプーは体を洗うのに望ましくなく、
やはり、体はボディーソープで洗うのが良いでしょう。

 

ボディソープには保湿剤が配合されている事が多い

その他の違いとして、
ボディソープの方が、
保湿剤が多く含まれている事が多い
です。

 

これは、頭と体を比較した際に、
体の方が乾燥しやすいからという事です。

お風呂に入ると、浸透圧の関係で、
体の水分はお風呂に吸収されていきます。

お風呂上りは一見、潤って見えますが、
実は乾燥しています
ので、

こういった保湿剤を入れて、
乾燥対策を行っています。

 

つまり、乾燥する体を洗うものには、
保湿剤が含まれているのが望ましいのです。

この点でも、体はボディソープで洗う事が、
適していると言えるでしょう。

 

やっぱりシャンプーで体を洗うのは望ましくない

様々な観点から、
シャンプーで身体を洗うのはどうか?
について考えてきました。

その結果は、やはり、
「シャンプーで体を洗うのは望ましくない」
という結論でした。
(シャンプーで体を洗うのが不可能とまでは言いませんが。)

 

なので、面倒臭がらずに、きちんと、
髪はシャンプーで洗って、
体はボディーソープで洗うのが、
望ましいでしょう。

シャンプーの成分について

シャンプーには、大まかに5種類の洗浄成分があり、
洗浄成分によって洗浄力が違う、
というお話をしました。

 

面倒臭がりで、どうにか、
シャンプーで全身を洗いたい、
と考えていて、

洗浄力の弱めのシャンプーなら、
全身を洗えるかもしれない、

などと思っている方もいるかもしれません。

ですので、ここで、
シャンプーの成分について、
紹介していきます。

 

シャンプーに限った話ではありませんが、
容器の裏側などに、
配合している成分の記載があります。

 

ほとんどのシャンプーで、
共通していることは、
主成分の約50%は水である事です。

この事は、特に問題はないですが、
大事なのが、次に多い洗浄成分です。

これが、約30~40%の割合で、
配合されています。

 

シャンプーの洗浄成分の種類と特徴について

この洗浄成分の種類が、
シャンプーの特徴となっています。

 

この洗浄成分は、界面活性剤で、
汚れを落としてくれる成分です。

シャンプーに含まれる界面活性剤は、
大まかに5つに分類されます。

 

高級アルコール系

市販されている約9割に配合されている成分。
洗浄力が高く、泡立ちも良い。

しかし、洗浄力が高い分、
頭皮に必要な皮脂も落とす為、
フケや湿疹、薄毛の原因にも繋がる。

 

アミノ酸系

髪の毛は、18種類のアミノ酸で出来ている為、
アミノ酸系の界面活性剤は、髪になじみやすい。

また、弱酸性なので頭皮にも優しい。
洗い上りも髪の質感が良くなる。

 

石鹸系

洗浄力と安全性が高い。
ただし、低温では洗浄力が低下。

アルカリ性の為、頭皮への刺激もある。
毛髪が固くなることもある。

最近では、酸性の石鹸もある為、
刺激が気になるなら、酸性を使用すると良い。

 

ベタン系

洗浄力を保つため、
酸やアルカリを中和する。
保湿効果も高い。

高い発泡性でありながら、
低刺激だが、洗浄力も弱い。

 

天然系

頭皮への刺激は弱く、
洗い上りがマイルドになる。

 

シャンプーに配合されている、
界面活性剤の違いが、

シャンプーの違いとなり、
上記のような特徴が出てきます。

まとめ~やっぱり髪はシャンプーで洗って体はボディソープで洗おう!~

シャワーのイメージ画像
ボディソープとシャンプーの違いは、
洗浄力と配合成分の違いですが、

結局の所、お肌に与える影響に、
違いが出てくるという事です。

 

シャンプーを、
ボディソープの代わりに使用する事で、

洗浄力が強いもので、
体を洗う事になりますので、

肌が弱い方は、
肌が荒れる可能性が出てきます。

ですので、再三お話したように、
シャンプーで体を洗うのは望ましくありません。

 

また、シリコンが入っているシャンプーであれば、
よく洗い流さないと、体のべたつきが残ったり、
毛穴が塞がれてしまえば、肌荒れの原因にも繋がります。

こちらの点でも、やはり、
シャンプーで体を洗うのは良くない、
という結論になってしまいます。

 

肌荒れが気になるのであれば、
洗浄力の弱いシャンプーを使用すれば、

この問題については解決するかもしれませんが、
その他の問題が残ります。

 

ちなみに、じゃあ逆に、
ボディソープで頭を洗うのはどうなんだろう?
と思う方がいるかもしれませんね。

ボディソープで髪を洗うのは、
どうなのかについては、こちらの記事で解説していますので、
ご興味がある方は、どうぞご覧下さいね。

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ちなみに、
ボディソープで髪を洗うのはどうか?
という結論は、

ボディソープで髪を洗うのは、望ましくない、
というのが結論です。

 

ですから、最終的な結論としては、
髪はシャンプーで洗うのが望ましい、

体をシャンプーで洗うのは望ましくなく、
ボディソープで洗う事が、望ましい、

という当たり前の結論となりました。

やっぱり、
シャンプーとボディソープというように、

別のものになっているのには、
それなりの意味があるという事ですね。

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