皆さんは、毎朝の食事の時に
パンに何を塗りますか？
私はマーガリンを塗って食べているのですが、
あのサッパリした風味と、
ほのかなしょっぱさが食欲をそそります。
そんな毎朝食べているマーガリンですが、
バターと非常に似ていることが、
気になった方は多くいらっしゃると思います。
なんとなく、マーガリンは値段が安くて、
バターは値段が高い、というイメージはありますが、
具体的にどう違うのかということは
なかなか分かりませんよね。
また、中にはマーガリンではなく、
バターのほうがいいという方もいらっしゃいますが、
正直どっちを使った方が美味しいパンや
料理ができるのか気になりますよね。
そこで、今回は私たちの食卓に
よく登場するバターとマーガリンの違いについて
ご紹介をしていきたいと思います。
マーガリンとバターの違いは何？カロリーや値段や成分などを比較！
バターは牛乳から作られるもの
というのは分かりますが、
そもそもマーガリンってどんなものか、
分からない方も多いですよね。
マーガリンとは？原材料はどんなもの？
マーガリンとはコーン油、大豆油、紅花油などのような、
植物油脂を原材料として、
練り合わせた加工食品のことなのです。
ちなみに、マーガリンが、
油脂含有率によってさらに種類分けをされ、
油脂含油率が80％以上であればマーガリン、
80％以下であればファストブレッド
というように区別されています。
しかし、いくら原材料が違うとは言っても、
バターとマーガリンは非常に似ています。
他にはどんな違いがあるのか気になりますよね。
マーガリンとバターの違い
まずは原材料は先ほどもご紹介したように、
バターは牛乳、マーガリンは植物性油脂
という違いがあります。
形状、性質の違いは、
バターは冷やすと固くなり、
室温の状態で柔らかくなり、
温めるとすぐに溶けます。
マーガリンの形状、性質は冷やしても、
柔らかくてなめらかであり、
パンにも塗りやすく、
生地にも練り込みやすい、
という性質があります。
そのため、パンに塗るのであれば、
マーガリンのほうがやりやすいと言えます。
保存方法では、
バターは冷やすと食感が悪くなる、
という特徴があるのに対して、
マーガリンは冷蔵保存をしても変化はありません。
そして、価格はバターのほうが高価で、
マーガリンの方が安価となっています。
その分、バターには独特の風味があり、
お菓子や料理には重宝される存在なのです。
マーガリンとバターのカロリーは？
ちなみに、カロリーで両者を比較したところ、
バター10gあたり約73kcalに対して、
マーガリン10gあたり約74kcalであるため、
ややバターのほうがカロリーは低いのですが、
ほぼ同じくらいという結果でした。
このように、原材料だけではなく、
その性質や特徴、そして価格といった
様々な点でバターをマーガリン比較しても、
両者は大きく違うのです。
料理やお菓子作りなどでマーガリンはバターの代用になる？やっぱり風味などが違ってくるの？
先ほどは、バターとマーガリンの違いについて、
ご紹介をさせて頂きました。
意外と大きく違うバターとマーガリンですが、
高価なバターを使うと、予算が膨らんでしまうため、
安価なマーガリンで代用できないか、
考えたことがある方も、いるのではないかと思います。
料理やお菓子作りでバターではなく、
マーガリンを使用した場合、
どのようになるのでしょうか。
先ほどもご紹介したように、
マーガリンの原材料は油脂です。
そのため、180度以上の高温で焼く場合、
風味を悪くさせるということが起こります。
また、マーガリンであれば、
作ったお菓子の酸化が早いため、
バターで作ったものに比べて、
日持ちが悪いという事も言われています。
そして、なんといっても、
バターの独特の風味がマーガリンにはない、
という点も注意が必要です。
そのため、高温で調理をして、風味を楽しむ、
クッキーのようなものには、
マーガリンの代用は不向きであると言えます。
ただし、お家で作るちょっとした料理などでは、
その風味の違いはあまり気になることはないと思うので、
実際に、バターではなく、
マーガリンで代用しても問題はありません。
バレンタインデーや特別な日に作る、
お菓子であれば話は別ですが、
マーガリンでもバターの代用に、
なりますのでご安心ください。
まとめ～バターとマーガリンの違いを知って美味しい料理を作りましょう！～
今回は、バターとマーガリンの違いについて、
ご紹介をさせて頂きました。
私たちの身近にあるバターとマーガリンですが、
よくよく調べてみると
両者には大きな違いがあることが分かりました。
また、風味を求める料理を作るのであれば
バターが適してはいますが、
そうでなければバターの代わりに、
マーガリンを使う事も出来ます。
さらにマーガリンはバターに比べて安く手に入るため、
今後の料理でも重宝できる存在であると言えます。
バターとマーガリンをそれぞれの特徴を知り、
ご自身の用途に合った選択をするのも
料理の醍醐味かもしれませんね。
