離乳食をはじめるのが面倒くさくて、
5か月くらいから始めた筆者です。
すでに10年以上
経っているので
正直に言います。
離乳食、すんごい
面倒くさくて苦手でした。
おかゆくらいならまとめて
作って小分けで冷凍。
にんじんをすりづぶしたり、
小松菜をすりつぶしたり、
小さく切ったり、
じゃがいもやカボチャの
ペーストにしたり、
一応味見するのですが、
美味しくない。
こんなの絶対美味しくない。
そんなできない母親ですが、
子どもは大きくなりました。
離乳食を食べてくれない理由は、
はっきり言って
美味しくないからだと思います。
赤ちゃんだって、味覚あるし
好みがあるんでしょうから。
こんなことを考えながら
離乳食期を乗り切ったのですが、
ではどんなことを工夫して
乗り切ったのかお話しします。
赤ちゃんが離乳食でにんじんを食べない!工夫次第ではパクパク食べてくれる!?
赤ちゃんって不思議です。
あんなに小さいのに
すでに好き嫌いがあるのです。
無理なものは絶対受け入れません。
泣いて暴れて吐き出して抵抗します。
なので、いろいろ試したけど
ダメだったりすることが結構あります。
努力した方は努力した分だけ
ガッカリします。
でも仕方ないので
そこはあきらめましょう。
ずるずる期待したり、
無理やり食べさせようと
してはいけません。
どんなにママが頑張ったとしても
食べないものは食べないので、
作った離乳食はあきらめて処分しましょう。
ある日忘れた頃に
食べてくれれば
それでいいのです。
無理やりをくりかえせば、
嫌な記憶しか残りませんから、
より嫌いになり食べなくなります。
赤ちゃんの気持ちを尊重しましょう。
にんじんを食べなくても、
他の食物で栄養を摂れていれば
問題ないのですから。
離乳食初期のにんじんを食べさせる工夫
とりあえず、これらのことを前提に
離乳食のにんじんを
食べさせる工夫について話しましょう。
基本
にんじんを小さめの
イチョウ切りにして、
鍋、または電子レンジで
柔らかくなるまで加熱する。
すりこ木でつぶすか、
ブレンダーでペースト状にする。
調味料はなし。
工夫その1
とろみをつけるために、
じゃがいものペーストと混ぜる。
じゃがいもは、
ほとんどの赤ちゃんが
食べてくれる食材で、
入手しやすく手間ひまかけずに
ペーストにしやすい食材です。
にんじんの甘みと
じゃがいもの美味しさで
食べやすさ◎。
工夫その2
白菜のペースト
(柔らかくなるまで煮て、
つぶして裏ごしします)と混ぜる。
白菜は葉野菜の中でも
繊維が少なく甘みがあります。
白菜のクセのないうま味が、
にんじんの甘みと合わさって
食べやすくなります。
離乳食中期~後期のにんじんを食べさせる工夫
中期になると初期に比べて
食べられるものが増えてきます。
好きな食べ物と和えたりすると、
食べてくれやすいです。
お出しや、薄味にした
一部の調味料がつかえます。
基本
にんじんを舌でつぶせるほど柔らかく煮て、
なるべく細かくみじん切りにします。(中期)
にんじんを指でつかめる大きさに切って
歯茎で噛めるくらいの柔らかさに煮ます。
手で持って食べさせます。(後期)
工夫その1(中期)
さつまいもを柔らかく
(舌でつぶせる固さ)に茹でて、
細かく切る。
少量のお出しを用意して、
基本のにんじんのみじん切りと和える。
お出しのうま味と
野菜のうま味が味わえます。
工夫その2(後期)
コンソメスープ
(赤ちゃん用に薄味で)
を用意しておく。
にんじんは小さめに切って
柔らかくなるまで煮る。
しらすを少量。
キャベツを細かく切ったものを
柔らかくなるまでゆでて、
コンソメスープに
しらす、にんじんを入れる。
コンソメスープが飲みやすい味なのと、
しらすのうま味、淡白な味のキャベツなどと
一緒にすると食べやすいです。
赤ちゃんの好みは千差万別なので、
苦手な食材でも好きな食べ物と
一緒に食べさせるのが一番楽な食べさせ方です。
離乳食に慣れて赤ちゃんの
消化機能が発達してくれば、
様々な調味料が
使えるようになります。
そうすれば好きな味つけにして、
苦手なにんじんでも食べやすく
料理してあげましょう。
それと同時に離乳食作りも、
少しずつ大人の料理からわけていくことが
できるようになるので
手間もかからなくなっていきますよ。
離乳食の7倍粥はいつから?わかりやすい目安を教えて
7倍粥を食べさせるのは、
だいたい離乳食中期の頃からになります。
最初は10倍粥から始めるので、
成長したな~!とうれしく思いますね。
7倍粥を始める時期は、
10倍粥をしっかり食べられるように
なってからにしてください。
例えば、食べ物に興味がでてきたり、
一食をしっかり食べて空腹になるまでの
時間が空くようになってきたり、
食べさせるときに舌でスプーンを
押し返してくることがなくなってきたな、
と感じるときが、
7倍粥をはじめるタイミングです。
お粥は一度にある程度まとめて作って、
製氷皿や小さい器をつかって
小分け冷凍しておくと便利です。
食べさせるときは
必ず加熱してください。
電子レンジを使うと便利です。
1週間で使い切るようにしてくださいね。
体調不良で離乳食が上手くすすまない時、
7倍粥がなんだか食べづらそう、という時は、
10倍粥に戻したり
状況に応じて変更してください。
赤ちゃんの体調や様子にあわせて
進めていきましょう。
赤ちゃんが機嫌よく
食べてくれるのが一番です。
まとめ
離乳食を食べてくれない、
という問題は
ママにとっては大問題です。
食べない、健康状態が悪くなる、
ママたちは悩みます。
悩んでは自分を責めて
苦しみます。
そんな時に覚えておいてください、
レトルト離乳食の存在を。
離乳食も各メーカーが
商品開発に相当力を入れているので、
素人のママがつくる離乳食なんて
比べられないほど美味しく、食べやすく、
種類も豊富にあります。
10年以上前でも、
筆者は離乳食の完成度に驚かされました。
赤ちゃん連れで旅行した時に
レトルト離乳食を利用したのが
きっかけでしたが、
とても便利だし安心して
食べさせることができました。
味見もしましたが、
薄味で素材の味がして
自分で作るより楽だし、失敗しない、
食べてくれなくても食べてくれても、
処分するのも気が楽。
栄養バランスもばっちり。
それ以降、おかゆなど簡単なものは
自分で作りましたが、
複雑なメニューはレトルトの
離乳食をよく利用しました。
離乳食は一時的なものです。
奥歯が生えてきたら、
しっかり自分で噛んで食べることが
できるようになります。
子どもだって、パパやママが
美味しそうに食べてるものの方が
興味がでてきますし、
どろっとしたり、
妙にやわらかい離乳食より
普通食の方が美味しいに決まっています。
世間には市販の離乳食だけでなく、
赤ちゃん用のおせんべいやビスケット、
野菜ジュース、果汁ジュース、
様々な赤ちゃん用の食品やお菓子があります。
にんじんやかぼちゃ、サツマイモのビスケット。
食べてみるとほんのり
野菜の味がして美味しいです。
苦手な野菜も市販品なら
食べてくれることもあります。
肩に力を入れず負担にならないように、
手作りにこだわらず
離乳食期を過ごしてくださいね。
いずれ歯が生えて、
普通食が食べられる時期がやってきます。
にんじんなどの苦手な食べ物の克服は、
それからでも遅くありません。