気温が下がり、空気が乾燥してくると、
気になり始めるのが乾燥肌です。
最近では、
こういった時期だけではなく、
1年中乾燥肌で悩む方も増えてきています。
また、若い時は全く気にならなかったが、
年齢を重ねるたびに、
乾燥が気になる方も多いです。
乾燥肌とは？お肌のバリア機能とは？
乾燥肌とは、
肌を守るバリア機能が崩れて、
肌の水分保持が出来なくなっている状態です。
その為、肌がカサカサになったり、
外からの刺激に敏感に反応するようになり、
様々な肌トラブルの原因になります。
このバリア機能を、
しっかり保持する事で、
乾燥肌から改善できるようになります。
それでは、このバリア機能とは、
どんなものでしょうか？
バリア機能とは、
肌の表面の表皮にあり、
表皮の最も外側の角層にあります。
バリア機能を構成するものとして、
・皮脂膜
・天然保湿因子
・細胞間脂質
この３つの要素で構成されています。
この３つのバランスが崩れると、
乾燥肌を引き起こしてしまいます。
皮脂膜
肌の表面の膜。
水分の蒸発を防ぐ。
天然保湿因子
約半分がアミノ酸で出来ており、
水分を保持する機能。
細胞間脂質
セラミドやコレステロールなどで構成。
水分の保持・天然保湿因子を
安定させる働き。
このバリア機能を維持する事で、
体内からの水分の蒸発を防ぎ、
外からの刺激からも肌を守り、
健やかな肌を維持する事が、
出来るようになります。
まずはあなたの乾燥肌タイプを知ること！スキンケアは年齢でも対策が変わるから注意！
乾燥肌の方は、
自分の乾燥肌のタイプを知り、
対策を行う事が重要です。
そこで、自分のタイプを知る上でも、
乾燥肌の原因について見ていきます。
乾燥肌の原因
乾燥肌の原因は、主に4つです。
外的影響によるもの
・気温の低下や空気の乾燥
・紫外線によるターンオーバーの乱れ
・エアコンによる乾燥
スキンケアの間違い
・洗浄力の高い洗顔や石鹸の使用
・1日に何回も洗顔をする
・熱いお湯で洗顔
・顔をゴシゴシこすり過ぎる
生活習慣の乱れ
・睡眠不足
・ストレス過多
・偏った食事
・過度なダイエットによる栄養不足
・夜遅くまで起きている
加齢によるもの
・女性ホルモンの減少
・皮脂分泌の減少
・ヒアルロン酸やコラーゲンやセラミドなど肌に必要な成分の減少
このような原因があげられます。
もちろん、原因が1つとは限りません。
複数の原因が重なり合って、
乾燥肌を引き起こしている可能性も、
もちろんありますので、
当てはまる項目を、
見直す必要があります。
それでは、それぞれの項目に、
ついての対策ですが、
外的影響への対策
1.
紫外線対策は、1年中行う。
日焼け止めは、刺激の少ない、
洗顔でも落とせるタイプを使用する。
2.
室内のエアコン対策、
加湿器を使用し、湿度を保つ。
3.
外出時には、スプレータイプの
ミストを小まめに使用し潤いをキープする。
スキンケアの間違いへの対策
1.
1日の洗顔は、2回程度に収める
2.
強力な洗顔は使用しない。
洗顔後、肌が突っ張るのは、
必要な皮脂膜も落としています。
3.
洗顔後のスキンケアを行う。
4.
ゴシゴシこすらない。
泡タイプを使用し、
肌に優しくのせるように洗う。
5.
ぬるま湯を使用する。
42℃以上は、熱すぎるので注意。
生活習慣の乱れへの対策
1.
睡眠時間の確保する。
肌のゴールデンタイムは、22時からです。
この時間には、
睡眠できるようにすると、
肌のターンオーバーが正常になります。
また、成長ホルモンも分泌されるため、
お肌の改善につながります。
2.
睡眠の質の改善をする。
入眠後3時間は、
深い眠りに入る事も大事です。
3.
食事のバランスを整える。
肌に必要な栄養素（たんぱく質、ビタミンB群、A、C、Eなど）
が取れるように、
野菜・大豆・肉など、
バランスの良い食事が大事です。
4.
ストレスを軽減する。
中々、無くすことは難しいですが、
ストレスを軽減や発散する事も、
お肌には大事になります。
加齢によるもの
1.
失いやすい成分
（ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなど）
を補給していく。
2.
適度な運動で皮脂の分泌を促進する。
3.
食事に豆類（イソフラボンを含むもの）
を意識的に取り入れる。
年を重ねるにつれて、
様々なものを失っていきます。
これは、ある意味仕方ないですが、
いかに補っていくかが大事になります。
また、原因というのは、
1つだけではない為、
当てはまる項目の対策が必要です。
年を重ねると対策の数も増えてきますが、
しっかり行う事で、
乾燥肌の改善につながります。
乾燥肌はメイク前の下地作りが大切！しっとり肌に整えて粉がふかない対策！
乾燥肌の方で、メイク後の粉ふきに、
悩まれている方も、
多いのではないでしょうか？
メイク後の粉ふき対策としては、
メイク前の化粧下地が大事です。
乾燥肌でも粉をふかない、
さらに、肌がしっとりする方法を紹介します。
粉ふかないポイントは、
美容オイルの使用です。
洗顔、化粧水、乳液を付けた後に、
美容オイルを使用しましょう。
美容オイルを使用後、
3～5分程度時間を置き、
化粧下地を付ける事で、
肌がしっとりし、
化粧のノリも変わってきます。
また、粉ふきも起こりにくくなります。
その他にも、
・潤いをキープ
・水分と油分のバランスの改善
・バリア機能のアップ
などと、うれしい効果もありますので、
美容オイルの使用をお勧めします。
まとめ
乾燥肌は、今や年中、
対策が必要になってきています。
また、年齢を重ねるにつれ、
乾燥肌対策も取り入れて
いかなければなりません。
原因に合った対策、
化粧品・美容オイルなど、
しっかり手を加える事で、
肌は確実に改善されていきます。
自分自身の乾燥肌の原因を確認して、
自分にあった対策を行う事で、
潤いのあるみずみずしい肌を、
手に入れましょう。
