●5月14日は「温度計の日」
●「温度計の日」の由来は水銀温度計を発明したドイツの物理学者ファーレンハイトの誕生日
●華氏の温度の単位「℉」は、ファーレンハイトの頭文字から来ている
意外と知らないものですが、
ほとんど毎日のように、何かしらの記念日があります。
その記念日を知っているだけで、
あまり興味がなかったことでも、
知る機会になっていいですよね。
5月14日は温度計の日というのは
ご存知でしょうか?
私たちが普段、身近に使っている温度計ですが、
そんなものにも記念日があるなんて、
あまり知らないですよね。
しかし、それではどうして、
5月14日が温度計の日となっているのでしょうか?
語呂合わせでもなさそうですし、
由来が分からないですよね。
ここでは、5月14日の温度計の日の由来や意味、
関連する雑学について、
解説をしていきたいと思います。
温度計の日とはどんな日?いつ?由来や意味は?何かイベントなどは行われる?
5月14日は温度計の日です。
しかし、どうして5月14日が、
温度計の日なのでしょうか?
それでは、
その由来や意味について解説をしていきます。
5月14日は水銀温度計を発明して、
華氏の温度の単位「℉」の由来にもなっている、
(ファーレンハイトの頭文字のFを取って「℉」)
ドイツの物理学者ファーレンハイトの
誕生日が由来になっています。
ちなみに、日本の場合は、
温度は摂氏を使うのがほとんどですね。
この摂氏は、
スウェーデンの物理学者のセルシウスが考案したものであり、
セルシウムの名前からとって「℃」が使われています。
華氏は日本では馴染みが薄いですが、
アメリカやカナダ、イギリスでは、
普通によく使われます。
アメリカなどのニュースを見ると、
華氏で表示されているので、
温度がさっぱりわかりません。
華氏の説明をしますと、
摂氏の温度0℃が華氏なら32℉。
そして、摂氏の100℃が摂氏なら212℉になります。
このことから華氏の方が、
細かい分割をしていることがわかります。
ちなみに日本でいう
猛暑日の基準となる摂氏35℃は、
華氏でいうと95℉になります。
ちょっと混乱してしまいますよね。
温度計記念日ですが、
この日に特別イベントは開催されていません。
しかし、GWも近いこともあり、
子供向けのワークショップなどで、
温度計を作るなどは行っているかもしれませんので、
調べてみると良いかもしれませんね。
温度計の日に関する雑学を紹介!
温度計の日に関する雑学ですが、
実は、温度計記念日は5月14日ではないという説もあります。
その理由としては、
ファーレンハイトの誕生日の5月14日というのは、
ユリウス暦によるものです。
ユリウス暦というのは、
昔に使われていた暦ですが、
現在使われている暦とは異なるため、
日にちのズレが生じてしまいます。
そして、16世紀には、
今の暦法であるグレゴリオ暦を使われ始めるのですが、
ファーレンハイトの生誕地では、
グレゴリオ暦が正式に制定される前から、
グレゴリオ暦に改暦されていました。
ですので、グレゴリオ暦に直すと、
温度計の日は5月24日なります。
そのため、温度計の日は5月14日ではなく、
5月24日であるという意見もあるのです。
さいごに
温度計の記念日は、温度計を発明した
ファーレンハイトの誕生日が由来でした。
しかし、その誕生日も、
暦の関係であやふやになっている部分が多いです。
しかし、とりあえず、
今は5月14日に温度計の日が制定されているので、
細かい事は気にせずに、
5月14日が温度計の日という事で
良いのではないでしょうか。